トーフにぶつからない人間

2児の母の妊活ブログです。AMH低いですが2人は体外受精で妊娠→出産。3児の母を目指します!

初めての自然妊娠が流産に終わった話4

※この記事には妊娠・出産・流産などの内容が書いてあります。

 閲覧される方はご承知おきくださいますようお願い致します。

 

前回の話→初めての自然 妊娠が流産に終わった話3

 

 

一番たくさん泣いた日

1月26日です。1月25日の検診でおなかの赤ちゃんは育っていないということを告げられましたが、当日はまだ「排卵が遅れただけかも」とか「これから大きくなるかも」とか「私はこの子を信じてあげなきゃ」とか思っていました。

でもやっぱり心のどこかで、ダメだと思っていて・・・。つわりの気持ち悪さで寒気を感じながら廃人のようにスマホを握ってコタツに潜り込んで泣いていました。

大きくなれないということは産んであげられないということ。産んであげられないということは何らかの形で私の体から排出しなくてはいけないということ。

先生は、私に選ぶように言いました。「手術」か「自然排出」か。

なにも知らなかった私はひたすら検索します。色々な人の、色々な経験が、色々な感情が、スマートフォンから流れ込んでくるようでした。調べながら涙が止まりませんでした。

 

一番つらかったこと

家族との温度差です。夫も母も割と楽天的な人間で、普段はそういう部分に救われることが多いのですが、今回はつらかった。一応説明はしたのですが、「でももしかしたら大丈夫かもよ」とか「つわりあるし成長しているんじゃない?」とか「俺は大丈夫だと信じている!」とか。ありがたい。ありがたいけどそうじゃない。でも何回も説明するのはきつかったので「そうだねー。」と返していました。

長男や次男には妊娠していることすら伝えてなかったので、もちろん通常運転です。

1人で丸くなって泣いていたくてもできなくて、日に日にイライラが募っていきました。

 

そして出血が始まった

1月30日におりものに茶色っぽい血が混ざっていました。次回の受診予定は2月8日。まだ1週間先でした。産院に電話しようか迷ったのですが、もし今受診して決断を下さなくてはいけなくなったら・・・と考えると連絡できませんでした。

この日から日に日に少しずつ出血が増えていきました。

 

手術か自然排出か

1月31日。月食の日。次回の診察の時に手術をお願いしよう、と決めました。

私の場合ですが先生の説明は以下の通りでした。

  • 手術でも自然排出でも子宮の負担は変わらない
  • 自然排出の場合1~3か月かかる

当初は1カ月位は自然排出を待ってみようと思っていたのですが、上で書いたように家族との温度差で募るイライラと、産めないのにひどくなるつわりに気持ちが限界を迎えました。自然排出はいつ始まるかわからない、というのもストレスになっていたと思います。外出中も、今出血がひどくなったらどうしようと思ったし、長男の幼稚園の送迎中もドキドキでした。

 

流産が始まった

診察予定日の2日前、2月6日の昼ことでした。次男といつものようにごはんを食べていたら突然サーッと何かが流れ出たような感覚があり、トイレへ行くと念のためあてていたナプキンが真っ赤に。更にトイレで50㏄位の血がサーッと流れ出ました。生理と違ってサラサラの血でした。

検索した時に、流産の時はとにかくいっぱい出血するとあって、残っていた産後の悪露用のパットをトイレに用意してあったのでそれをつけて、とりあえず次男との食事をすませ、母に連絡。仕事中でしたが、長男の迎えには行ってくれるとのこと。

夫は16時頃に帰ってくる予定だったのでそれを待って病院に連絡することにしました。

この時点で、出血以外の症状はありませんでした。お腹も痛くなかったです。

16時に夫が帰宅したので病院に電話しました。時間外に状況が悪くなると対応できないので今日のうちに受診してください、と指示があり、夫が病院まで送ってくれました。

 

「明日、手術をしましょう」

名前が呼ばれ、問診の後内診になりました。

先生は「あー・・・出てきた出てきた、たいばんかんしー!」

ん?胎盤鉗子?とるの?なんかとるの?今このまま??体がすくみました。

どうやら出血の塊みたいなのを取っただけのようで、その後のエコーの時に胎嚢はまだありました。びっくりしたー!!この時胎嚢は22ミリ。2週間前とほぼ同じ大きさで、胎芽らしきものも見えませんでした。

「流産の始まりですね。明日、手術をしましょう」先生が言いました。

「お願いします。」もう心は決まっていたので、すんなりお願いすることが出来ました。ただ、生まれて初めての手術だったので、「痛いですか?」と聞いてしまいました。すると先生は「痛くないです。」と即答。「痛くないですが・・・迷っているようならやめます。」「あ、大丈夫です。手術してください」

2月7日に手術をすることに決まりました。

 

続き→初めての自然 妊娠が流産に終わった話5