初めての自然妊娠が流産に終わった話5
※この記事には妊娠・出産・流産などの内容が書いてあります。
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前回の話→初めての自然 妊娠が流産に終わった話4
流産手術当日
2月7日でした。長男の参観会の日で次男を見ていてもらうため夫は事前に有休をとっていたのが幸いでした。母に午前中だけ仕事を休んでもらい、次男の世話と私を病院まで送ってもらうようお願いして、夫には参観会に出てもらうことにしました。
朝の8時50分までに来てくださいと言われていたのでその位に病院に到着。とても寒い日でした。待合室のテレビでは雪が積もった東京の様子が映し出されていました。
30分ほど待って、診察室へ。問診から内診台へ。そこで噂のラミナリアです。
子宮頸管を広げるために使われる医療機器なのですが、要するに太めのつまようじみたいなのを頸管に入れる訳です。それも複数本。これが痛いのなんのって。
もう内診台の上で冷や汗をかきながら上にずり上がって逃げたくなる自分との戦いでした。以前麻酔なしで採卵をしたことがあるのですが、それとよく似た痛みでした。
先生は昨日おっしゃいました。「手術は痛くない。」と。なるほど。
そこから入院してしばらく待ち時間です。ラミナリアを入れた後から、下腹部から腰に掛けて生理痛のような鈍痛がありました。
入院した部屋は次男を産んだ時に入院した部屋のすぐ近くで、よその赤ちゃんの声がたくさん聞こえました。私は幸い、赤ちゃんの声を聴いてもつらくなることも無く、むしろ、かわいくてかわいくて。うらやましいなぁ、次は出産で入院したいなぁ。とか手帳に書いていました。
10時15分にトイレに行っておくように言われました。
10時30分に手術室へ。手術台に足を固定された時、急に体がガタガタと震えだして止まらなくなってしまいました。寒かった。怖かった。泣きたくないのに涙が勝手に流れてきてそれが周りに気を遣わせるかもと申し訳ない気持ちになりました。
以前出産の時にお世話になった助産師さんや看護師さんだったので少し安心したのもあったと思います。震えている私に優しい言葉をかけてくれたり、腕をさすってくれたり、本当にありがたかったです。
点滴の針が入って、痛み止めの薬が入りました。「麻酔入れるねー。」の声が聞こえて、その後のどのあたりにふわっと不思議な感覚がありました。静脈麻酔でやる、と説明は受けていて、以前不妊治療の採卵で静脈麻酔を使った時は意識があったのでそんな感じかと思っていたのですが、今回は全然覚えていません。
「立てるー?」と声を掛けられるまで意識が無かったように思います。
この「立てるー?」はもう術後でした。痛みも全くありませんでした。
それでも麻酔が効いているので、一応両脇を支えられながら歩いて病室に移動して時計を見たら11時でした。
12時過ぎに点滴が終わって先生の診察。エコーで確認すると胎嚢は無くなっていました。
麻酔もほぼ抜けていたと思います。多少フラフラする程度。
夫に電話して迎えに来てもらい、帰宅しました。この時も痛みは無し。出血は生理1日目程度。
手術の後
痛み止めがきれてきたのか、緊張の糸がほぐれたのか、家に着いたらお腹がしくしくと痛み始めました。横になって過ごしていると気にならない程度の痛みでした。
長男も帰宅して事情を知らないにもかかわらず何かと心配して、いつもよりいい子で過ごしてくれました。。次男はいつも通り大暴れでしたが・・・。夫がいてくれて助かりました。
特に安静の指示も無かったので、翌日からはなるべく普通に過ごすことにして、長男の送迎だけは徒歩→車に、習い事の付き添いは普通に行くことが出来ました。
痛みは無く、出血も生理一日目程度、つわりがまだあったのがつらかったです。