トーフにぶつからない人間

2児の母の妊活ブログです。AMH低いですが2人は体外受精で妊娠→出産。3児の母を目指します!

初めての自然妊娠が流産に終わった話3

※この記事には妊娠・出産・流産などの内容が書いてあります。

 閲覧される方はご承知おきくださいますようお願い致します。

 

前回の話→初めての自然妊娠が流産に終わった話2

 

 

 長い3週間、軽いつわり

「次回の診察は3週間後で」と先生。その頃には最終生理から計算すると8週の後半位と思われ、今日は胎嚢だけだったけど次回は心拍まで見えるかもしれない!と、会計待ちの時に考えてニヤニヤしてしまいました。

思えば、今までの妊娠は体外受精だったので、卵子の状態から見守り続け、心拍確認まで毎週クリニックに通っていたため、この時期に診察が3週間も空くのは初めての経験。とても長く感じました。

ただ過去2回の妊娠の時は5週くらいから吐きづわりで、特に次男の時は1日に7~8回吐いていたのに、今回は6週にあたるころから1日に1~2回吐く程度。食事も割ととれていたので元気。前回は食事も殆どとれず貧血気味でフラフラでした。3人目にしてやっとマタニティライフとやらを楽しむ余裕がありそうで、同居の母と良かったねー、とか言っていました。(私が寝込むと家事の負担が全部母にいくので、次こそは母仕事辞めなきゃいけないかもと戦々恐々だったため)

 

空っぽの胎嚢

3週間が経ち、1月25日。待ちに待った受診日。車に乗って出発しようとしたとき、ふとハンカチを忘れたことに気が付きました。いつもの私なら「ま、いいか。」とそのまま行ってしまうのですが、なんだかその時だけどうしても気になってハンカチを取りに戻りました。そして出発して信号待ちの時、ふと、産院で先生から「残念ですが・・・」と言われ、涙をこのハンカチで拭く・・・そんな予感がしたのです。そんなことは人生で初めてでした。虫の知らせっていうんですかね。

不安いっぱいで順番を待ち、あっという間に自分の番。エコーの機械が入りました。

・・・小さい。長男、次男の時に見た8週のエコーより明らかに小さい胎嚢。そして、角度を変えたり拡大したり。先生は無言。

あれ、この時期って胎嚢空っぽだっけ・・・?内診台を降りながらそんなことを考えていました。

「赤ちゃんが見えません」先生から告げられました。ですよね?なんでですかね?

「今の時期ならこんな風に赤ちゃんが見えます」モニターに映し出された他人のエコー。胎芽どころか、胎児ですよ。手足もはっきり。はい。知ってます。見たことあります。なんでですかね?なんで私の胎嚢はからっぽなんでしょう?

「胎嚢は20ミリ、おそらく成長は止まっていると思われます。次回は2週間後に確認します。」なにを?何を確認するんですか?

ここで、やっと声が出ました。「もう駄目なんでしょうか?それとも2週間後に大きくなっていることがあるんですか?」

「ほぼ無いです。赤ちゃんはお腹の中でミイラになっているような状態です。」は?ミイラ??なにそれ。

「ショックで説明が耳に入らない方が多いのでこちらの書類をご家族の方と見ておいてください。」

先生は稽留流産(けいりゅうりゅうざん)の説明書をくれました。

会計を終えて駐車場で車に乗り込み、1人になった時やっと泣くことが出来ました。

取りに戻ったハンカチで涙を拭きながら、あの時ハンカチを取りに戻らなければ良かったのかなぁ・・・とバカなことを考えていました。

 

続き→初めての自然 妊娠が流産に終わった話4